赤い屋根のおうち

2020年6月11日木曜日

長女氏 日々

t f B! P L
長女氏(5)、年長さん。あと1年と経たずに小学生に。

この前の週末にランドセル予約会に行ってきました。紫好きのはずなのに、長女氏は赤いランドセルを選定。曰く、赤は女の子らしいからいいんだよ、とのこと。そ、そうなんだ…。ランドセルを確保したら、ぐっと小学生が近づいてきた気がしました。

保育園児までは、基本的に親がいないときに勝手に外出することはありません。保育園は送り迎えだし、買い物に行くときは連れて行くし、保育園の行事などで目の届かないところにいることはありますが、それ以外に大人の目のないところで自由行動していることは基本的にないのですよね。

でも小学生は自分自身で、付き添いなしに歩いて登下校するし、もしかしたら校外活動もするかもしれません。放課後や休日にお友達同士で遊びに行くようにもなるかも。何というか、一気に手を離れていく感があります。

これまでも、保育園に入園するときには大きなステップがありました。こうやって、どんどん大きくなり、そして離れていくんだな、と思うと、成長が嬉しい反面、淋しい気持ちもあります。

そんな微妙な気持ちを抱えつつ、泣いている三女氏を抱っこしにいって

菜の花
「泣かなくてもいいよー、おかあさん、迎えに来たよー。三女ちゃんが泣いていたら、おかあさんはいつだって迎えに来るよー」



と言っているところに長女もいたのでふと、

菜の花
「長女ちゃんがかなしいとき、つらいときも、呼んだらおかあさんがきっと迎えに行くからね。いつか長女ちゃんが、おばあちゃんになって、もうこの世とお別れだ、ってときになったら多分、おかあさんは骨になってると思うから、そのときもおかあさん、お迎えに行くからね。待っててね」

意味は分からないと思いつつ、言ってみました。別に分かって欲しかったわけでもなく、言いたかっただけなので、いつか思い出してくれる時があったらな、という程度で。やや神妙な様子で長女氏、

長女氏
「おかあさん、ほねになってもむかえにこられるの???すっごくとおくにすんでたらどうするの???」



いや、くいつきどころ、そこ?


そんなことがあった翌日。夕食の準備をしていたら、突然長女氏が言い出しました。

長女氏
「おかあさん、わたしねえ、おおきくなったらあかいやねのおうちにすみたいんだー」



え、何故?

長女氏
「おばあちゃんになったときもね、しょうがくせいのときのランドセルのいろをおもいだすためだよ。」



赤い屋根のおうちにする理由が可愛らしいような、それでいて妙にしみじみするような…。なんですか、その情緒的な感覚は。

長女氏
「むりだったらねー、あかいやねのつぎはあおいやねにするよ。」




そうですか。それにしても唐突に何を言い出すんだろう、屋根の色がどうした、と思っていたら…

長女氏
「おかあさん、だからねえ、ほねになってむかえにきてくれるとき、長女ちゃんどこかなー、ってなったら、あかいやねのおうちをさがしてね」



…!!!Σ( ̄ロ ̄lll) 
そこ!!!そこに繋がるのか!
しかも前日の戯れ言(?)をしっかり覚えていたのか…!

何だかがーん、となりました。子どもって妙なことに反応して、考えてくれるんだなあと。

いつか、何十年も経ってからこのことをお互いに覚えているかどうかは自信がありませんが。でもきっと、ふっと思い出すだろうな、菜の花の方は、と思います。長女氏はあっという間に忘れそうですけど!でもそんなことを言っていた、というのを少しでも、覚えていてくれたらちょっと嬉しいかな、と思った菜の花なのでした。

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